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生命(いのち)をやさしく見つめる 株式会社イデアクエストイノベーション

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IDEAQUEST Inc. > 研究開発 > トイレ見守り装置

研究開発R&D

トイレ見守り装置

 トイレは、「そこに居る時間の割に、倒れるなどの異常事態が発生する可能性の高い場所」と言われています。密室であるトイレで異変があっても、外部にはわからないまま、手遅れになってしまいます。できるだけ早期に発見し、対応することが求められます。当社では、トイレ内での転倒などの異常を検知し、リアルタイムに外部の人に知らせる装置の開発を行っています。
 本装置では、赤外線半導体レーザとレーザビーム分岐素子(FG 素子など)からなる輝点アレイ投影機を用いて、1,500個から2,000個の正方格子状赤外線輝点群をトイレ室内ほぼ全域に投射し、これを同投影機の近傍に配置した固体撮像素子(CCDカメラなど)で撮影します。撮影するのは輝点のみであり、周囲の状況やましてや人の様子は撮影しません。そして、撮像素子上の各輝点の位置を、人がいる時といない時とで比較することにより、トイレ内の人の形状を三次元的に再構成します。このように、トイレ内の人のプライバシは守られ、姿勢情報だけを常時取得します。あらかじめ安全姿勢・危険姿勢を学習させておいたニューラルネットワーク(人工知能)に、この三次元データを入力すると、ニューラルネットワークがトイレ内の人の危険性を自動で判定し、必要に応じて家族や施設管理者に通報します。
 トイレのサイズや形状、トイレ利用者の体格、新聞を読むなど想定外の行動にも柔軟に対応する装置を目指しています。

トイレ見守り装置